儲かる事を予想しながらオープンした店

日本人って、どうして端っこが好きなのでしょうか。。







私は毎日電車通勤をしています。


朝は通勤ラッシュになりますが、
仕事の終わりが遅いのか、帰りは電車が比較的空いてるんです。

空いてる電車を見る度に思います。
「あ、端っこばかり人が座ってる」

長椅子の真ん中とかガラガラなのに、
なぜか端っこばかり人が入れ替わり座るんです。
落ち着くのでしょうか。。


そういう私も無意識に座ってしまいますが、基本的には全くこだわりはありません。


逆にふと考えてしまうんです…

端っこの席のほうが、人が座る回数が多いので劣化しているのではないかと…（笑）

くだらない心配だヽ(´o｀；

確かに端の席のほうが、片方にしか人は座らないので落ち着きますよね。



そこで私は考えました。


この、端っこが好きという日本人の習性を利用したお店を、この前プロデュースしたんです！

店内のレイアウトに悩みましたが、
端っこが沢山ある、カウンター席メインの餃子専門店をオープンしました。


熱々の鉄板を挟んだカウンター席は、
油が飛ばない距離で計算し、スタッフとも対面でストレスなく接客できる、絶妙のレイアウトです！

自画自賛になってしまいますが、おそらくこんな餃子専門店はないと思います。


目の前でダイレクトに調理することによって、お客は五感で感じ、期待を膨らませ小さな感動を生むのです。

また、このお店の特徴でもあるのが、
口直しのもやしが食べ放題なんです！


たかがもやしですが、目の前の熱々の鉄板で"ジュウゥ"と炒め、サッとごま油と特製醤油を合わせれば、それはもうよだれが出そうなもやしの完成です。

これが出来たてで食べ放題


メインの餃子ですが、
群馬県嬬恋村のスペシャルな生産者の農家から、キャベツを直接送ってもらってます。

豚肉は山形県の生産者と直接取引きをするという、100%国産の食材で餃子を作っています。

炊きたての米は、千葉県のコメ農家から仕入れ、玄米を合わせて提供しています。


そんなこだわりを持ちながら、
餃子一皿なんと…350円！


私のような食いしん坊も唸らせるようなメニューも用意しました。


「ダブル焼きスイ定食」 950円

焼き餃子2人前に水餃子1人前、ホカホカのご飯に山盛りのもやしです。


そして、定番のチャーハンも当然メニューに組み込まれています。

普通のサイズと"富士山盛り"というのがあり、こちらは予想を上回る大きさで登場します。


もちろん、お酒にもこだわりました。

サワー類は全て生絞り。
これは切った果物をドーンと出して、お客さんに直接絞ってもらいます。

ビールは、ハイネケン協賛の特別なサーバーを提供してもらい、他の店とは違った、質の高い生ビールを飲むことができます。


カウンター席メインと書きましたが、
奥には団体も可能な秘密の隠し部屋もあります。

美味い餃子にお酒、それらをゆっくり楽しめる仕掛けが色々あるんです。


オープンして間もないお店ですが、
口コミなどであっという間に繁盛店へ。

当然です。
競合調査や地域の事をしらべて、全て計算済みですから。


今や、行列のできるお店へと成長し、テイクアウトやおみやげで持って帰るお客の単価を考えると、予想をはるかに上回る売上げです。


勘違いしないで下さいね。


あなたに自慢しようとか、そんなつもりはありません。

ただ、普段の生活から思いつくこと。
地域の住民が求めているもの。
流行り廃りのないメニュー。

これらは、ちょっとした考えで出来ること。


普段からもっとアンテナを張って、お客のことを考えてると、いきなりパッと思い付くものです。


「感じるな、考えろ！」




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